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石橋と州浜
2007年11月20日 全体構成の再チェックと州浜造り  (11029歩)
 今日は、州浜と砂庭の石組み、石橋作り、昨日注文してきた石橋の石材到着を待つて、急ピッチな作業を進める。朝9時から暗くなる4時まで、夏とことなり仕事時間が短く、霜柱の立つ現場で作業をする。地表約10cm前後が凍土となっているため最初に凍土を剥いで作業することとなる。
外国での庭園造りの仕事は、滞在時間も限定されるため、重機類も人員も動員することとなる。今回は30tonクラスのクレーン車と小型重機3台を同時並行的に作業させる指揮を執らねばならない。僕の現場の指揮棒も、5年前から使用しているため先が磨り減ってきたが、短時間ですべてを判断し行動し、指示するときには不可欠である。腰の痛いときの杖にもなる。今回は堀越千里君と永田康彦君が同行しているため州浜の作業を指揮してもらい、庭園内をいったり来たり大勢の作業員を効率的に動かせることが欠かせない。そのような時に限って管理担当者から管理用の車のために園路の幅を広げて欲しいなど注文が付く。2年前にすでに現地の石屋さんによって施工され理解されていたものと思ったが・・・。指揮者の僕に相談が来る。愚痴っても解決にならない、コケも生え始めていたのに・・・、と思いながら僕流に変更して結果は良くなったが、時間は1時間予定外に経過、これらの対応など、重い長靴を履いて1万歩以上の歩数を歩いていた。
 夜はブルニエフ氏のお宅に招待されて心温まるもてなしを受けた。ご飯好きの堀越君のために、ご飯が用意されていた。きのこのソウスとクリスマス用のハム、そしてワイン・ビール、ブルニエル婦人はすっかり日本人好みのテーストを理解しておられる。
お孫さんが11人もいて、まさに幼稚園の園長さんだ。
明日は石橋をなんとしても完成させるぞ!
by harutokobayashi | 2007-12-08 19:31 | ベルゲン作庭日記
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