2010年 08月 16日 ( 1 )
北欧の旅
 「ヘルシンキとタリン」
都市を物語る景観施設
 猛暑の東京を離れ、デザインの町ヘルシンキを久しぶりに訪問した。1991年IFLA世界大会がノルウエーで開催されたとき、オスロに向かう途次立ち寄った時以来の訪問であるので今回は20年ぶりということになる。
ヘルシンキ大聖堂、元老院広場、政府宮殿など歴史的な建造物地区のほか、サーリネンのヘルシンキ中央駅舎、アルバーアルトのフィンランデア、シベリウス・モニュメント、テンペリアウキオ教会、セウラザーレ野外博物館、冬の庭園、などなど見ごたえのある景観施設に懐かしさを感じた。タピオラNTも訪問したが、いま世界の携帯産業を凌駕しているノキアの巨大な本社ビルなどが隣接地にできていて景観の趣が変わっていた。
私が偶然乗ったタクシーの運転手は日本のことに詳しく、なかなか博識なのでなぜか理由を聞いたところ、元警察官であり現役時代に柔道など護身術を習った時日本のことを学んだとのことであった。
彼に、元ソ連領であったエストニアのタリンについて聞かされた。バルト海を2時間クルージングで横断するだけで物価は安くて歴史的な街を見ることができるとのこと、出かけることにした。バルト海のクルージングはなかなかのものであったが、夏のバカンスと物価が安いということも重なっているためか船は家族ずれなどで満席、奮発してビジネスクラスに乗るとゆったりとしたソファーで、ゆっくりアルコール類と食事は自由に楽しむことができた。タリンの町は、2.5Kmの城壁に囲まれた旧市街地が観光の見どころということで見て回った。都市のランドマークとなっている大聖堂は、1219年デンマーク人がエストニア人の砦を占領してすぐ建設したといわれるエストニア最古の教会として、創設以来タリンの中心的教会の地位にある。しかし1901年帝政ロシアの建設によるアレキサンドル・ネフスキー聖堂の存在には、現在のエストニア国民の心情からすると複雑な思いがあるようである。そんな中で一つの彫像の人気が印象に残った。街角に何気なく置かれた等身大の庶民的な煙突掃除夫の像の存在である。像と並んで記念写真を撮る人が触れ絶え間なく続く、庶民生活を支え続けてきた煙突掃除夫の人間味あふれた彫像が都市を物語っていた。

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タリン港からみたタリンの景観
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タリンの観光案内図
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世界遺産の城壁
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街の人気者「煙突掃除夫」の像
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by harutokobayashi | 2010-08-16 11:33 | 都市の景