職能の二極分化が進む?
「設景の職能環境」
設景の職能に生きてきた一人として、今後の職能変化について考えてみた。
人湯の視点は、20世紀末からの急速な超高層ビルなどの出現によって、都市計画、建築、都市基盤施設技術、彫刻に代表されるアートなどと、一緒に設景が行われることである。
このような場合、専門的組織事務所の集合よりは、フリーのデザイナーを個人的に参加させたほうが経費的に少ないなど効率的であるなどの理由から、今後細胞分裂のように設景事務所の形態も変化していくことが考えられる。このケースの対極にあるのが、逆に公共事業の場合は、入札制度が確立してきたため、入札への応札資格を得るために、技術士など有資格者の人数が評価の対象となり、一定以上の組織化が必要であることと相矛盾する。
このような専門の職能環境の実態を把握し、新しい世紀に合うものとするためには、関連職能人の横断的連携によって好ましい方向を研究し、制度的改善運動も必要だろう。
さらに、今後の設景は、都市環境中でも公園緑地などの必要不可欠情報を的確に現場に伝えるための設計図の作成が最小限の絶対条件であるが、極端に進化しつつあるIT化社会・コミュニケーション文明の時代における「設景」には、「情報デザイン」の認識が加味されてきたことを意識しなければならない。
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by harutokobayashi | 2006-08-21 16:56 | 設景の思想
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