景観研究事例
登録景観設計士制度
 「美しい国」づくりを標榜する。安部内閣政治の基で、「設景家」を名乗り、国土、都市、地域の美しい環境、美しい景観づくりの仕事を専業としている者にとって興味深い本を見た。

「都市の記憶」  美しいまちへ
鈴木博之、増田彰久、小沢英明 共著 オフィスビル総合研究所

弁護士小沢英明氏が、エーゲ海の真珠といわれる小国イリタヤという架空国家を想定し、この架空国家の法制度を研究した論文を「イリタヤ国の登録景観設計士制度見聞記」として紹介している。架空の国家の景観にかかわる法制度の研究論文として注目に値すると考えるので、その要点を紹介する。
エーゲ海の真珠といわれる美しい小国イリタヤ(架空国家)の首都カスタリオーネ
①美しさの秘密登録景観設計士制度1932年制定、国家資格、専門家、試験科目は建築、土木、造園、法律、歴史、など幅広い科目がある。
②登録景観設計士とは、各街区の90%以上の土地面積を有する土地所有者により開発に際して協定するために組織され市により認可された団体による選任を経て、しに登録されているもの。街並み協定団体は、街区単位でみとめられ、複数の街区を一つの団体として組織することもできる。
③建物の新築・改築は市に許可を申請する前に景観設計士の許可を取得する。その審査は大変厳しい。
④税の優遇処置が在る。固定資産税、都市計画税、などが 景観評価のランクによって優遇される仕組みになっている。原則として、そのランキングは下記のようなものである。
A地区 特に美しい地区は3分の1が免除される。
B地区 美しい地区と認定された地区4分の1
C地区 普通の景観地区5分の1
D地区 景観の質に問題がある地区20分の1

カタリオーネ市は、2001年1月1日現在158の協定団体がある。
A地区 7
B地区 32
C地区 115
D地区 4 このD地区は、パルパッソ(ごみ、くず)と呼ばれる
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by harutokobayashi | 2007-09-06 15:40 | 設景の思想
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