2007年11月17日ビックスポンサーとの会見
私にとって、今ではベルゲンの別宅と化した感じのTHON HOTELを9時に出発、今日は日本庭園建設資金のほとんどを寄付してくださったMr.Tron Mohnさんにお会いすることになった。昨晩見た庭園を下見して植物園の管理センターへ、そこでこのプロジェクトの責任者であるJORGENSEN教授と植栽計画の打ち合わせの後、当地の定食とも言うべきサンドウィッチを食べ、懇談。 ビックスポンサーがお見えになるということで180年の歴史があるベルゲン大学学長がお見えになった。スポンサーは他にもフットボール場など寄付されて、そのセレモニーがあり少し約束時間に遅れるとのこと、 雑談の中でMohnさんの奥様が今年なくなられたことを聞く、僕が昨年現場で汗を流していた時2回声をかけてくださった方だ。 お見えになったMohnさんは心なしやつれて見えた。早速プロジェクトの内容説明をして、日本とノルウエーの文化交流の重要性について話し合った。僕はフランシス ベーコンの「植物を植える仕事は神様の仕事である。庭を作る仕事は人生にとって純粋にして最高の慰楽である」を引用しながら感謝の弁を述べさせていただいた。 この仕事は最初から一定の資金があって始まったものでなく、在オスロ日本大使館のご協力の元、大阪花博記念協会から一部分の資金援助を得て、残りの大部分はベルゲン大学と地元の財界の寄付を元に始まったものであるが作業が展開するにつれ、夢が膨らみ規模も拡大して、当初計画に無かった石庭、休憩所(茶屋)などを造ることになって、設計はすでに完了させていたのであったが、建設資金のめどが立たず建設をあきらめる前に私がベルゲンでMohnさんを訪問して寄付のお願いをすることになっていたものであった。 穏やかなMohnさんにお礼の雪見灯ろうを送りセレモニーは終わった。
by harutokobayashi
| 2007-12-06 06:56
| ベルゲン作庭日記
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